【伝わる話し方365のコツ 】 厳しく育てる?

■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━

能力を引き出す厳しさとは?

■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

― 解説 ―

インターネット上でこんな動画を見つけました。

ある高校の吹奏楽部の練習にて、
合奏の途中で、指揮者が演奏を止めます。

なぜ止めたかというと、
トランペットの高い音がうまく出ない箇所が
あったから。

金管楽器は、指が合っていれば
正しく音がでるわけではありませんよね。
口の当て方、息の出し方、
全てが整って、

「音が当たる」

と言うほど、特に高い音を出すのは難しいんです。

その難しい部分で失敗をしてしまった。

そこで、指揮者はこう言います。

「今(音を)外したの誰だ!
 死んでも外すなって言っただろ!」

そう。
厳しい部活動は、いわゆる「体育会系」です。

確かに、こんな風に厳しく指導されれば、
怒られないように、上手く吹けるように、
コンクールで良い賞をもらえるように、
練習をして、音をはずさないように
できるかもしれません。

でも、楽しく演奏できるでしょうか。
聴いてくれる人は、ただ上手な演奏を聴きたいでしょうか。

その動画には、こんなコメントがついていました。

「恐怖で指導しても、その恐怖感で
余計に委縮して音が出なくなってしまう。
自分が指導するならば、

『音を外してもいいから、伸び伸びと
音を遠くに飛ばすように吹いてごらん』

『音をよくイメージしてから
吹いてごらん』

そんな風に指導する」と。

どうでしょうか?
こう言われたら、もっと豊かな音が出そうな
イメージがしませんか?

厳しさは必要なことでしょう。
ただ、厳しさが度を超えて、
相手が、気を引き締めるのではなく、
恐怖の気持ちを持った時、

芸術でも、仕事でも、日常でも、
成長は遠くなってしまうものかもしれません。

 

★Happy speech & Happy conversation★

 

 

~毎朝、お手元にもお届けいたします~

 

■話し方の学校 無料メルマガ

『毎朝1分! 伝わる話し方365のコツ』

 

▼ 無料購読のお申し込みはこちら ▼

https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=201158