プロの話し手は、聴き手を目的地へ連れていく!!

ステージで聴き手の方向を指し示す鴨頭嘉人

プロとアマチュアの話し手の違いは、何だと思いますか?

お金をもらっているかどうか。

有名かどうか。

話す回数が多いかどうか。

僕が考える違いは、そこではありません。

プロとアマチュアの違いは、「役割」の違いです。

自分が話したいことだけでは届かない

聴き手を見渡しながら講演する鴨頭嘉人

アマチュアの話し手は、自分が話したいことを話します。

自分が学んだこと。

自分が面白いと思ったこと。

自分が分かってほしいこと。

もちろん、そこに情熱があるのは素晴らしいことです。

でも、聴き手は同じ情報を持っているとは限りません。

話し手の情熱だけでは、聴き手の理解や行動まで設計することはできません。

プロは、聴き手が聴きたいことを話す

プロの話し手は、聴き手の側から設計します。

誰に届けるのか。

その人は、今どこにいるのか。

聴いた後、どこへ行ってほしいのか。

スピーチは、聴き手を「今いる場所」から「目的地」へ連れていくことです。

だから、話し手は地図を持っていなければならない。

話し始める前に、三つを決める

次に話すとき、この三つを書いてみてください。

  1. 聴き手は誰か
  2. 聴き手は、今どんな状態か
  3. 話を聴いた後、どんな状態になってほしいか

目的地が決まれば、必要な言葉と、いらない言葉が見えてきます。

話の価値は、話し手が気持ちよく話せたかではなく、聴き手に何が届いたかで決まります。

話し手は、学び続ける

聴き手も、時代も、社会も変わり続けます。

昨日届いたたとえが、今日も届くとは限りません。

だから、話し手は学び続ける。

聴き手の反応を見る。

フィードバックを受け取る。

次の話を作り直す。

プロとは、完成した人ではなく、聴き手のために学び続ける役割を引き受けた人です。

あなたは、今日の聴き手をどこへ連れていきますか?

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