講演や会議、授業で、一人の方から質問を受ける。
そのとき、質問者だけを見て、その人だけに答えて終わっていないでしょうか。
もちろん、目の前の質問者に真剣に答えることは大切です。
でも、Q&Aの可能性はそこで終わりません。
Q&Aは、一人の悩みを、その場の全員の学びに変える時間です。
一人の質問の奥に、みんなのテーマがある
話し方の学校の授業では、一人の質問によって、質問していない仲間も変わったということが起きます。
「仲間の質問を聞いて、自分も変わった」
そういう学びです。
それは、質問の表面だけに答えていないからです。
一人の言葉の奥にある、みんなに通じる悩みを受け取るんです。

個別の事情から、共通のテーマを取り出す
例えば、「上司に話を聴いてもらえない」という質問があったとします。
話し手の名前や会社の状況は個別です。
でも、その奥にある「相手の現在地に合わせて伝える」という学びは、多くの人に関係します。
答える前に、心の中で問ってください。
「この質問から、今ここにいる人全員が持ち帰れる学びは何だろう?」
個別の答えを返すだけでなく、共通の学びにまで言葉を広げる。
質問者と、全員を交互に見る
Q&Aで答えるときは、まず質問者を見て、その言葉を受け取る。
そして、答えの中核に入ったら、場の全体に視線を配る。
最後にもう一度、質問者に戻る。
一人を大切にしながら、学びは全員へ届けよう。
それが、Q&Aを場全体の財産にする話し方です!!
















