発声練習?
滑舌をよくするトレーニング?
話し方を学ぶと言われても、
実際、何を学ぶのか?
イメージしづらいと思います。
話すスキルを向上させたいと思ったら、学ぶことは3つです。
1.だれに
2. なにを
3.どう伝えるか?
このように言い換えることもできます。
1.マインド
2.コンテンツ
3.デリバリー
まずは、
1.マインド
話すことの目的は、伝えることではなく、伝わること。
相手が、あなたの話を受け取ってくれたとき、
はじめて話は伝わったことになります。
そのためには、
①自己理解:自分の頭や心の中を整理・理解する
②他者理解:相手の頭や心の中を理解する
力が不可欠です。
2.コンテンツ
コンテンツとは、内容のこと。
何を話すのか?話の中身のことです。
3.デリバリー
デリバリーとは、伝え方のこと。
どのように話すのか?声や姿勢など話し方のことです。
それぞれ詳しくご説明しましょう。
◇◆①マインドとつながる力◆◇
話をするときに欠かせないもの。
それは相手の存在です。
聞いてくれる相手がいなければ、
私たちは話すことも伝えることもできません。
話が上手な人は、
相手が何を聞きたいのか?
どんな言葉ならわかるのか?
どんな速さなら理解しやすいのか?
など、相手の立場に立って話すことができます。
話し方を磨くときに欠かせないのが、
相手の気持ちを想像する力なのです。
相手は、あなたではありません。
あなたが知っていることを知りません。
あなたと同じ速さで、理解しません。
あなたと同じように感じたり、考えたりはしないのです。
◇◆②伝わる話を作る2つのコンテンツ力◆◇
コンテンツを磨くためには、
2つのスキルを身につけます。
①言語表現力
②構成力
①言語表現力
思っていることを、言葉にする力です。
話そうと思った時に言葉が出てこない、という経験はありませんか。
話すときには、言葉に変換することが不可欠です。
自分自身が何かを体験したり、感じたりするときに言葉は必要ありません。
なんとなく嬉しかったり楽しかったり、なんとなく体でわかっていればそれで十分です。
でもそれを第3者に伝えようとすると、言葉に置き換える必要があります。
言葉にしなければ、伝えることはできません。
画家なら絵で、写真家なら写真で伝えるように、
私たちは日々のコミュニケーションでは言葉で伝えるからです。
思っていること、感じていることを自在に言葉にする力を身につけていきます。
②構成力
伝えたいことを、相手に伝わるように組み立てる力です。
話したい点と点をつなげて、線にしていくスキルともいえます。
伝えたいことをバラバラと断片的に話しても、
相手には何が言いたいのかわかりません。
伝えたいことを明確にし、相手が聞きたい順番に並べ替えていきます。
無意識だと人は、自分が話したい順番で話してしまうからです。
相手の心がつながる順番、
相手がどんどん聞きたくなる順番に話を並べる構成力を身につけます。
◇◆③デリバリーを磨く3つの表現力◆◇
デリバリーとは、どのように話すか?
つまり、届け方のこと。
3つの表現力で、デリバリーを磨きます。
①感情
②身体
③ツール
①感情表現力
どんなにわかりやすく話せても、
感情が伝わらなければ、相手を動かすことはできません。
「わ
かる」には2種類あるからです。
頭でわかると、心でわかるという2つです。
「言いたいことはわかるんだけど、でもさ、、、」と言われるとき、
相手は、頭では理解していても、腑に落ちていないため、
あなたの話を受け入れることができていません。
伝わる話し方とは、頭と心の両方でわかってもらうこと。
そうして初めて、目的を達成する話し方ができるのです。
ふだん、どちらかというと会社の中で感情を抑えて生きている私たちは、
スピーチになって急に感情を表現しようと言われても、できません。
自分の感情を知って、自分自身とつながり、それを伝えていく感情の表現力を身につけます。
②身体
どんなにいい話でも、姿勢が悪い人や、声が小さい人の話には、
説得力がありません。
一方、その人がステージに立っただけで空気が変わってしまうほど、
存在感のある人もいます。
非言語のメッセージとは、言葉以上に強いのです。
そこで、
・姿勢
・声
・間のとり方
・目線
など、身体を使った表現力も身につけます。
③ツール
最近のプレゼンテーションでは、パワーポイントを使った映像や写真など、
さまざまなビジュアル資料が使われることが一般的です。
ただし、それが効果的に使われているかというと疑問が残ります。
パワーポイントを自分の原稿代わりにしてしまっている人。
スクリーンやパソコンの画面ばかりを見て、聴衆を見ていない人。
ポインターの光をチラチラさせて、聴衆の集中を乱している人。
ツールは、話を伝えるためのモノであって、
話す人の不安を解消する保険ではありません。
効果的にツールを使い、スティーブジョブズのように、
会場全体を巻き込むプレゼンテーションを行うツールをつかった表現力も身につけます。
◇◆話し方の学校 ラーニングメソッド◆◇
話すことは、運動です。
ですから、やり方を知っただけでできるようにはなりません。
本を読んで泳ぎ方を知ったところで、泳げるようにならないのと同じです。
正しい方法を学び、できるようになるまでトレーニングを繰り返す。
その結果、あなたは伝わる話し方を自分のものにすることができるのです。
そこで、話し方の学校では、180日間のトレーニングをおこないます。
講義を受ける時間だけではなく、日常のすべての時間がトレーニングの場となるのです。
【知識】 ⇒【体感】 ⇒ 【共有】 ⇒ 【継続】
頭でわかったことを、身体で感じる。それを分かち合うことで理解を深め、日常で繰り返す。
このサイクルを積み重ねることによって、伝える技術が確実に身につくプログラムが、
話し方の学校のラーニングメソッド、「KDSR」です。
さあ、仲間とともに「伝わる話し方」の旅に出かけましょう。
◇◆3つのコースはそれぞれ何を学ぶの?◆◇
話し方の学校には、3つのコースがあります。
これらすべての授業で、
話し上手になるための3つの要素、
1.オーディエンス
2.コンテンツ
3.デリバリー
を磨いていきます。
コースが進むほどに、
内容は高度になります。
自分が、身につけたいレベルに応じて、
進度はご自由に決められます。
すでに人前で話した経験が豊富な方は、
ベーシックから始めることに抵抗を覚えるかもしれませんが、
名前はベーシックでも、内容は本質的で深遠です。
これまで数百回の講演やセミナーをおこなってきた方や、
プロのMC(司会業)の方にも、新しい学びあふれる授業で、
目からウロコだったと、多くを学び取ってもらえるコース設計になっています。
◇◆ベーシックコース 授業の雰囲気◆◇
すべての人が、このベーシックコースから始めます。
授業はどのコースも、実践が中心です。
知識には3種類あります。
1.人から借りた知識(本で読んだり、人から聞いたこと)
2.頭でわかった知識(自分の頭で理解したこと)
3.体でわかった知識(経験・体験を通じて理解したこと)
話すとき、役に立つのは3の知識です。
1と2の知識だけを身につけても、
「わかっているだけどできない」という状態になります。
水泳の泳ぎ方をどんなに頭で理解しても、
実際に泳いだことがなければ泳げません。
話し方も、実際に話してみるから上手になれるのです。
◇◆受講生の声◆◇