部下との会話の重要さ
部長や管理職、社長といった人の上に立つ役職の人は、部下に上手く仕事をさせるスキルが必要です。
そのスキルを身に付けることは非常に難しく、部下の心理を学んだからといって必ず結果が出るとも限りません。
部下を育てて能力を引き出し、モチベーションを向上させるために改善できる点の一つに話術があります。
何気ない会話で部下の信頼を勝ち得たり、更なるやる気を持たせたりすることができれば、仕事もしやすくなるでしょう。
ある意味、会話によるコミュニケーションが上司の良し悪しを左右すると言っても過言ではありません。
部下と社内で会話するときは友人との会話とは切り離して考えてください。
まず、自分が上司であることを自覚した話し方を心掛けることが大切です。
伝えたいことを明確にし、部下が内容を理解出来なければ自分の伝え方を変え、どうすれば伝わるかを模索しましょう。
自慢話や悪口はもちろん、自分のためだけに成功を望むような態度やくどくどと以前の失敗を責め続けるのも避けるべきです。
失敗をしたらタイミングを逃さず叱り、成果が出たら都度褒めることも、頭では分かっていても実行できていない上司は意外と多いものです。
話術に長け、部下と上手にコミュニケーションができる上司になることができれば、社内の評判も良くなり、会社にも自分にもプラスになります。
部下を動かすことはプレゼンテーションに通じる
部下に仕事をさせることとプレゼンで契約を貰うことには共通点があります。
それはどちらも、相手を説得させるという点です。
そもそもプレゼンテーションというのは相手に自分の考えを伝えることを指しますから、部下に仕事を指示する会話も一種のプレゼンと言えるかもしれません。
つまり、説得させるためのコツも共通している部分があるということです。
相手を説得させるためにまず必要なことは、目的や狙いを明確にしておくことです。
上記でも上司らしい話し方として伝えたいことを明確にすることをポイントとして挙げましたが、プレゼンにおいても最も大切といえます。
相手が何故納得していないのかを把握できれば、伝えたいことをはっきりとさせることもできるでしょう。
また、相手の利益を考えての発言であることを具体的に示せれば、相手もやってみようかなという気持ちになってくれます。
質疑応答においても、例え的外れな質問が来たとしても丁寧に答えることで、信頼感は増します。
他にもたくさんの共通点がありますが、社内で部下を上手に動かせている人は、プレゼンも上手なのかもしれません。
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