プレゼンは最終目的を目指して話を組み立てるべし
プレゼンの最終的な目標は、聞き手を納得させることです。
それが商品やサービスを購入してもらう目的にしろ、新プロジェクトの立ち上げを認めてもらうにしろ、若手社員や人前で自分の意見を述べるにしろ変わりません。
聞き手にとって有益である、価値があると判断されたプレゼンはしっかりと耳を傾けられますが、そうでないプレゼンはただの時間のムダに終わってしまうこともあり得ます。
プレゼンを組み立てる時には、全体を通じて聞き手側が「なぜこの話を聞くべきなのか?」という一点を核としなければなりません。
そして、「なぜ」が解決されたときにはじめて納得することができるのです。
そのためには話の組み立て方が重要になってきます。
組み立て方に迷ったらテンプレート
プレゼンの組み立て方には代表的なテンプレートがいくつかあります。
結論を先に持ってくる手法はあまりにも有名ですが、その方法を用いるテンプレートにはSDS法とPREP法があります。
SDS法は、初めにプレゼンで伝えたいことを述べた後にその要点についての詳細を伝え、最後にまた要約を復唱する形です。
PREP法は、プレゼンの重要ポイントを述べ、その理由を説明。具体的な例を挟み、同じようにポイントをまた繰り返す形です。
また、物事を順序立てて組み立てる形式にはDESC法があります。
初めに世論など客観的な物事を述べ、次にそれについての意見や問題提起をします。
そしてその問題を解決する術を提案し、最後に結果を伝えるやり方です。
話の組み立て方は何を伝えたいのかによっても変わってきますので、内容に適したものや自分にとってやりやすいものを選ぶことが大切です。
簡潔なプレゼンこそ最も価値が伝わる
プレゼンは時間が限られている場合がほとんどです。
しかし、伝えたいことはどうしても多くなり、決められた時間内で終わらせることができない人も大勢います。
そのような人たちは大抵、様々なアイデアを出してそこから要らないものを削っていく組み立て方をしていることでしょう。
そこでプレゼンを組み立てるときは、まず最も伝えたいこと、言い換えれば、聞き手にとって最も価値のある点を一つに絞ってみましょう。
その一点を木の幹として、徐々に枝を伸ばしていくように理由や論点を展開させてください。
枝葉はすべて聞き手にとって最も価値のある幹から伸びているものですから、要らないものを削っていくときに起こり得る「誤って必要なことまで削ってしまった」などというミスはなくなります。
さらに、少しずつ大きくしていく形のため持ち時間内にちょうどよく収まるプレゼンを組み立てることができます。
話の組み立て方は多種多様にありますが、骨組みさえ決まってしまえば、あとは迷うことはありません。
だからこそ、プレゼンは話の組み立て方が重要であると言えるでしょう。
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