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時々くずしてみる
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―解説―
引き語りの歌い手さんのライブでのこと。
優しい穏やかな声に、
モデルさんのようなスタイルに、
甘いマスク。
「モテる男性」代表のような
アーティストさんがいました。
客席にいる一人ひとりを見て
話そうとしている姿は、
お客さんと対話をしながら、
一緒に音楽を楽しみたい。
そんな気持ちが表れているように感じました。
恰好良くて、誠実な姿。
彼が話をしたら、誰もが喜びそうですよね。
でも、お客さんの反応はいまいち。
なぜだろうと思いながら、
曲の合間のMCを聞いていました。
原稿を読んでいるわけではないけれど、
なんだか温度を感じない。
ただ、きれいな話し方をしているのではないか。
そう思いました。
ところが、笑ってほしいのにお客さんが
シーーーンとした瞬間、
それまでずっと
「○○なんです。」
「○○しました。」
と話していたのが、
反応が薄いことに慌てたのか、
「だってさぁ!」
と、普段使っているであろう
言葉遣いに変わったんです。
「クスッ」と笑ってしまう瞬間でした。
会場の空気もあたたまった
ような気もしました。
ただ、きれいに話すことが、
伝わることではない。
会話でも同じではないでしょうか。
どこか一か所でも、敬語ではなく、
自分の心にある言い方そのもので
話してみると、グッと距離が縮まる。
もっと仲良くなりたい。
そんな相手との会話で、ぜひ試してみてください。
★Happy speech & Happy conversation★
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