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主語を言う時、言わない時を選ぶ
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―解説―
日本語って便利ですよね。
主語を言わなくても、大抵は誰の話か分かります。
ところが、
時々、あれ? 誰の話? 誰がするの? と、
聞き手には、主語が分からないことがあります。
例えば、話の中に、何人かの登場人物が出てくる時には、
丁寧に主語をつけることを意識した方が
伝わります。
一方、主語をあえて言わない表現が
効果的な場合があります。
例えば、スピーチの冒頭。
「私の小さい頃の夢は、
シンデレラになることでした」
これだけでも、
どんな子供だったんだろう。
夢見がち? お姫様にあこがれていた?
もしかしたら、何か辛いことがあったんだろうか?
想像が膨らみますね。
さらに聞き手を一瞬でスピーチに惹きこむ方法が、
「私の」
を言わないこと。
音にして読んで比べてみてください。
「小さい頃の夢は、
シンデレラになることでした」
言葉がシェイプアップされて、
印象に強く残りやすくありませんか?
もちろん、この場合主語を言わなくても
話し手の小さい頃の夢の話だということは分かります。
主語を言わないことで、
話が真っ直ぐに心に届く。
感じてみてください。
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