【伝わる話し方365のコツ 】
責めているんじゃないのに…と言う前に意識すること
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「何で」の効力を知っておく
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― 解説 ―
どんなに仲の良い間柄でも、
完全に相手の考えていることが
わかるわけではありませんよね。
AさんとBさんは、
友達であり、一緒に仕事をする仲間です。
ある時、Aさんが、
「○○ができていないって、
何か理由はある?」
そうBさんに聞きました。
Bさんは大慌て。
Aさんから
「何でできていないの!」
と、責められていると
思ったからです。
でも、Aさんは全く怒っているのでは
ありませんでした。
Bさんが、何か困っていてその仕事に
取り組めていないのではないかと、
心配になって聞いたんです。
「何で」は
プラスでもマイナスでもない言葉ですが、
プラスにもマイナスにも使えますよね。
そして、
例えば、こんなマイナスの表現
「何でこんなことになってしまったんだ」
「何でできないんだ」
「何でわからないんだ」
というセリフを聞いて育っていると、
「何で」
はマイナスの感情を連想させる言葉として、
強く心に残っているので、
「何で」
と言われた瞬間「責められている」と
思うんですね。
人によって言葉の捉え方は
大きく異なるもの。
一言先に、
「急かしているのではないのだけれど」
あるいは、
「○○はやりにくいことある?」
こんな風に付け加えていたら、
Bさんも責められている気分には
ならなかったですね。
時に、自分が投げた言葉のボールが
相手には強すぎることがある。
意識してみてください。
★Happy speech & Happy conversation★
【伝わる話し方365のコツ 】
責めているんじゃないのに…と言う前に意識すること
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