【伝わる話し方365のコツ 】  「私」を言わない効果

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主語を言う時、言わない時を選ぶ

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―解説―

日本語って便利ですよね。
主語を言わなくても、大抵は誰の話か分かります。

 

ところが、
時々、あれ? 誰の話? 誰がするの? と、
聞き手には、主語が分からないことがあります。

例えば、話の中に、何人かの登場人物が出てくる時には、
丁寧に主語をつけることを意識した方が
伝わります。

一方、主語をあえて言わない表現が
効果的な場合があります。

例えば、スピーチの冒頭。

「私の小さい頃の夢は、
 シンデレラになることでした」

これだけでも、
どんな子供だったんだろう。
夢見がち? お姫様にあこがれていた?
もしかしたら、何か辛いことがあったんだろうか?
想像が膨らみますね。

さらに聞き手を一瞬でスピーチに惹きこむ方法が、
「私の」
を言わないこと。

音にして読んで比べてみてください。

「小さい頃の夢は、
 シンデレラになることでした」

言葉がシェイプアップされて、
印象に強く残りやすくありませんか?

もちろん、この場合主語を言わなくても
話し手の小さい頃の夢の話だということは分かります。

主語を言わないことで、
話が真っ直ぐに心に届く。

感じてみてください。

★Happy speech & Happy conversation★

 

 

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