【伝わる話し方365のコツ 】 注文の多いパン屋さん?

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指示することは親切

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―解説―

 

ある駅構内にあるパン屋さんは、

焼きたてのパンとコーヒーを
店内で楽しむことができるとあって、
朝から行列の人気店。

電車を降りると目に入って、
ついついお店に吸い込まれてしまいます。

 

ある時、
パン屋さんの店員さんの言葉が、
やけに印象的なことがありました。

「○○パンは本日中にお召し上がりください」

はっきり、きっぱりとした口調で
教えてくれるんです。

商品につけられたラベルでは、
それほど強い印象のない賞味期限、
もしかしたら、見落としてしまうことも
あるかもしれません。

 

でも、店員さんの口から、

「お召し上がりください」

とはっきり「指示」されると、
必ず、指示通りにその日のうちに食べたい。

そう思わせられました。

 

「本日が賞味期限となっております」
そういう言い方もできます。

でも、「なっております」
は、お店ではなく、「パン」が主語。
どことなく、責任はお店にないような
印象があります。

言い切るパン屋さん。
商品への責任を感じる指示は、
愛情なんですね。

 

★Happy speech & Happy conversation★

 

 

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